「チェルビニア万年筆 復活 プロジェクト」

Story

「チェルビニア万年筆 復活 プロジェクト」

1930年代、イタリアのセルロイドが最も美しかった時代の万年筆ブランドの復活への軌跡

プロジェクトの始まりは2014年、夏。
一人の万年筆の営業マンが北イタリア、トリノの万年筆専門店を訪れた。
人づてに聞いていた噂話の通り、その店の地下室に眠る80年以上前のセルロイドをまとった万年筆を見つけた瞬間から、全ての歯車が噛み合い始めた・・・・
「チェルビニア万年筆復活プロジェクト」は今回の第一弾、当時のセルロイドを使って蘇らせる限定万年筆から始まり
第2弾(エボナイト製万年筆の予定)と続き、
第三弾目で再生、チェルビニアの定番商品化を目指すプロジェクトです。

Brand History

チェルビニア

チェルビニアは1936年に北イタリア、トリノでジョゼッペ・カルボーニ氏により創業された万年筆のブランドです。

第一次世界大戦の戦火を避け、イタリア中東部のマルケ州から他の多くの同朋と共にトリノの街へと辿りつた20歳だったジュゼッペは、いくつかの職を転々としながらイタリアを代表する万年筆メーカーのアウロラ社に職を得ました。ジョゼッペの万年筆作りの情熱は、ここから始まります。

ジョゼッペは、創業間もないアウロラで万年筆製造に必要な全ての工程に携わり、知識と技術を習得していきました。そんな中、アウロラ社の規模が大きくなるにつれ、そこで指示書通りのモノ作りから、自分の理想とする万年筆を作ることへの想いがつのり1936年「チェルビニア」ブランドを立ち上げます。
CERVINIA (チェルビニア)は世界の名峰マターホルンのイタリア側の呼び名です。その呼称は「チェルビーノ」(鹿の角)に由来します。最高峰のものづくりを目指した創業者ジョゼッペ・カルボーニの熱い想いが伝わります。

ジョゼッペが作る万年筆は、その技術力の高さとセルロイドの美しさが評判となり、あっという間に40人の職人を雇うまでの規模となりました。
その成功をもとに30年代の終わりにはトリノ市内に、チェルビニア万年筆のブティックを開業するに至りました。第二次大戦を経てチェルビニアの工場はなくなってしまいましたが、チェルビニアのブティックはその後も続き、ジョゼッペの甥のジョヴァンニ・ボリオーニが今尚トリノの輝かしい筆記具作りの歴史の継承者として万年筆専門店を営んでいます。

アウロラ社で男性より女性職人の方が万年筆作りに適性があることを感じていたジョゼッペは、当時としては珍しく女性工員を積極的に雇い、彼女らの繊細で丁寧な研磨と鏡面仕上げでセルロイドの美しさを引き出すことに成功しました。
当時の人々から「美しいセルロイドの輝きをまとった万年筆」と称されたチェルビニアの万年筆。その裏には、女性の細やかな手作業が生み出す、美への探求があったのです。今よりもまだ、女性進出の果たされていなかった当時のイタリア職人の世界で、評価されたのは、本物の美を知る女性の感性でした。

セルロイドの黄金時代と言われた1930年代。その中でもチェルビニアが生み出す30色以上のバリエーションを揃えたセルロイドのペンは、人々を魅了し、イタリアで一世風靡した人気の万年筆ブランドになりました。

ジョゼッペ氏は、また外装へのこだわりに留まらず、ピストン吸入、ボタンフィラーやヴァキュマティック式など様々なインク吸入機構も積極的に取り入れました。

1940年代はチェルビニアにとって非常に困難な時代でした。
第二次世界大戦終盤の激しさが増し、途切れることのない空爆の中、1940年から1945年の間、チェルビニアの工場はトリノ市郊外への移転を余儀なくされました。
1943年以降、ドイツ軍の占領下におかれたトリノ市ではナチス親衛隊による金品などの押収や略奪などが始まりました。ジョゼッペは、貴重なセルロイド素材や万年筆本体を自社店舗の地下や親族が経営するビール醸造工場に一時避難させることで最悪の事態を回避しようとしていました。

残念なことに、戦時下の中、人々の猜疑心は膨れ上がり、こうしたジョゼッペらによる素材の移動などの行動が、武器や弾薬を密かに集めたりした行動に写り、抵抗勢力の危険性がある旨をドイツ軍に密告されてしまいます。すぐに調査に来たナチス親衛隊らにより、地下室内の検閲が行われました。

果たして・・運命やいかに・・・・

神のご加護により、ナチス親衛隊の捜査はおざなりなもので、壁と壁の間にある木箱の中を開けられることはありませんでした。
偶然ではなく、必然。後世に、その歴史の輝きを残すことはこの時に決まったかのように・・・
その後、二度とドイツ軍による検閲はなく、まさに歴史のいたずらにより、チェルビニアのセルロイドの万年筆たちが密かに万年筆専門店の地下室の奥の木箱でひっそりと眠りにつきました。

2014年.運命の扉が開けます。
1930年代後半にトリノの街に開いたチェルビニア万年筆専門店。現在は様々なブランドの万年筆を揃える専門店に。その経営を任されている甥のジョバンニ・ボリオーネ氏。彼が幼い頃に叔父から聞いていたチェルビニア万年筆の栄光の歴史は、彼が大人になるにつれて忘れ去られていました。
2014年の夏。万年筆の営業マンが「・・こんな話を聞いたんだが・・」と記憶の中にあった昔話を話し始めました。

・・ジョバンニが昔聞いた話を思い出しながら半信半疑で地下室の階段を降りていくと・・・イタリアの万年筆愛好家にとっては、夢のような瞬間が待っていました。そこには昔聞いた話通りに木箱の中にたくさんのチェルビニア万年筆が眠っていたのです。当時と同じような輝きをまとったセルロイドの万年筆たちが発見された瞬間でした。

Story Behind Project

イタリアの至宝“GLOBUS”のペン先とペン芯の復活

1930年代にイタリアで一世風靡した万年筆ブランド「チェルビニア」。
その復活の裏には、一人のイタリア人の熱い想いがありました。

若い頃、俳優として名を馳せたマウリィッツオ・バスキー氏。
その虚像を掴むような芸能界に嫌気がさし、ビジネスの世界へ転身します。独特のセンスと審美眼で目利きした洋服や小物を芸能界の人脈を通じて富裕層の顧客たちへ販売する商売を成功させました。その資本を元に、トスカーナ地方の革製品を作る工房や、地産地消のオーガニック食材など古き良き職人の技が残るイタリアの商材を守るべき新しい会社 IDEA PRIMAを2008年に立ち上げました。

IDEA PRIMA社お膝元のフィレンツエはビスコンティやスティピュラといった高品質の万年筆ブランドを排出する街で知られています。

アナログ的に過去と今と未来をつなぐ「書く」という行為。それを支える筆記具。その中でも、よりアナログ的な万年筆に魅力を感じていました。“いつか自分のオリジナルの万年筆ブランドを立ち上げる!”。夢の実現に向け、万年筆のペン先・ペン芯製造メーカーで、1940年代に廃業したGlobus社の商標権と、同社が保有していた工作機材を2013年に全て買い取りました。

当時Globusは、イタリア国内のブランドだけでなく、ドイツやフランス、アメリカなどの有名ブランドのペン先・ペン芯も作っていました。モンブランやペリカンのペン先を作っていたのには驚かされます。

2014年、過去と未来・・夢の架け橋となるチェルビニア・ブランドと出会い、全ての歯車がかみあいます。

チェルビニア復活プロジェクトが動き出しました。

Product

チェルビニア万年筆復活
プロジェクト第一弾の限定セットの内容

・1930年代当時のペンケースを可能な限り再現
・1930年代に普及していた大容量のインボトル
・ボトルから分けて使うためのインク・ウエル
・オリジナルの万年筆についていたクリップやリングなどのパーツ
*第一弾の限定品万年筆にはクリップ、リング、ペン先、ペン芯などオリジナルを再現した新品のパーツが付きます。
・ 商品証明書&保証書

日本限定チェルビニア サボイア グリーン
限定本数15本→完売いたしました。

14金(F/M/B) ボタンフィラー吸入式
オリジナル・セルロイド 予価:135,000円(本体価格125,000円)

チェルビニア57 ストライプ・グリーン
世界限定本数88本 (日本販売45本)

14金(F/M/B) ピストン吸入式
オリジナル・セルロイド 予価:135,000円(本体価格125,000円)

チェルビニア レジーナ・エレーナ
世界限定本数99本 (日本販売45本)

14金(F/M/B)ボタンフィラー吸入式
オリジナル・セルロイド 予価:135,000円(本体価格125,000円)

チェルビニア 57 マーブル
世界限定本数112本 (日本販売55本)

14金(F/M/B)ボタンフィラー吸入式
オリジナル・セルロイド 予価:135,000円(本体価格125,000円)

Official Shop

特約店

中部

BUNGBOX 浜松店

住所:〒430-0932 静岡県浜松市中区肴町318-25
電話:053-415-8639

関西

Nagasawa 梅田茶屋町店

住所:〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町2階
電話:06-6292-7660

Nagasawa Pen Style DEN

住所:〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目6-18
ニューセンタービル3階(ジュンク堂)
電話:078-321-3333

九州

石丸文行堂 長崎本店

住所:〒850-0853 長崎県長崎市浜町8-32
電話:

イベント情報

[今後のイベント]
初回受注商品の納品のタイミングに合わせて9月のイタリア出張で訪れた
チェルビニアゆかりの地や人々の様子を中心にした報告会を企画しております。
詳細決まりましたらご案内させていただきます。

[過去のイベント]
・チェルビニア万年筆受注会

4月23日(日) BUNGBOX浜松店

4月27日(木)〜5月7日(日) 石丸文行堂 長崎本店

6月24日(土)・25日(日) Nagasawa 梅田茶屋町店

7月 8日(土)・ 9日(日) BUNGBOX表参道店

Members Infomation & Contact

チェルビニア・サポーター・メンバー

今回はチェルビニア復活プロジェクトの主旨にご賛同いただきありがとうございます。
チェルビニア・ブランドのチェルビニア・クラブとは当社の運営する同ホームページまたは、日本国内の当社が定めた正規特約店でご入会できる会費無料のクラブです。
チェルビニアの万年筆を末長くご愛用いただくためのメンテナンスや修理を特別価格で承ります。そのほかにも様々な特典をご用意する予定です。

予約受付ページ

このページから随時予約を受けつけます。
下記フォーマットに必要事項を記入の上送信願います。
当社よりイタリア側と受注商品の確認が取れた段階で予約受付完了とさせていただきます。

[納期予定]
4月末日までの受注分:12 月中旬~下旬入荷予定
5月以降の受注分:2018年1月下旬予定

当初の予定より大きく遅れてしまい大変申し訳ありません。
オリジナルのペン先とペン芯の復刻を目指していましたが
インクフローの問題解決に当初の予定以上の時間がかかってしまいました。
その為、8月まるまる1ヶ月間、イタリアのバカンス期間作業が一旦止まり、9月より再開。
10月には、ペン芯の試作品を4型に絞り、日々インクフローの
確認と経過検査を実施。現在、最終ペン芯2型の最終検査をおこなっています。
11月中旬には最終試作品が日本へ送られてきます。
こちらで問題なければ、最終仕上げ工程と出荷準備へ。
日本に入荷次第、1本1本日本語に合わせた標準的なペン先調整を施し、皆様の元へ届けます。
なお、同プロジェクトに対する思いや考え方、現地との取り組みや
9月にチェルビニアのゆかりを地、トリノを訪問した際の様子を
Facebookの「チェルビニア万年筆 イタリア」
https://www.facebook.com/groups/1789279438065628/
にて発信しています。是非ご覧ください。


[お支払いについて]
予約受付完了後、当社より内金のお支払い方法をお知らせさせていただきます。
その時点で予約確定とさせていただきます。

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